司教紋章の説明
「それでも 喜び・希望・感謝」
標語の中で、鍵となる言葉は「それでも」です。背景の黒は、イエスを十字架にかけた人びとの心の闇、「光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった」(ヨハネ1・5)。
上部の太陽と光は御父とその恵み。つばさは二羽の鳩。ノアの洪水終息を告げるオリーブの枝をくわえてきた鳩(創世8・11)と、イエスの洗礼のときに現れた聖霊の鳩(ルカ3・22)。
世界は普遍的な平和からはほど遠く、いまなお闇に包まれています。それでも、力強く羽ばたこうとしている二羽の鳩。いずれも喜びと希望をもたらすものです。
自分を不条理な死に追いやる人びと。それでも、十字架から逃げることなく、赦しの祈りをお捧げになった高邁な生きざまこそ主の生きた遺言。
私の生き方の出発点は十字架の神秘。苦しみの中で到達する光による再生こそ、復活の喜び。その結果、未来にも人びとにも希望を抱くことができます。だから、最終的には「神様みんなありがとう」。 |