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「お父さん、私は罪を犯しました」
1999年は、聖フランシスコ・ザビエルの渡来450年を記念する年であり、またアジア特別シノドスの実りを深めていく年でもあります。そして何よりも、キリスト御降誕2000年の大聖年を迎える直前準備の最後の年に当たります。大聖年を迎える準備のため、1997年を「イエス・キリスト」の年、1998年を「聖霊」の年と定められた教皇ヨハネ・パウロ二世は、1999年を「父である神」の年と定め、御父を黙想しつつ反省し、祈り、新たな決意をするようにと呼びかけておられます。
「父である神」の年
1998年の待降節第一主日前晩の祈りから、大聖年直前準備の最後の年に入ります。教皇ヨハネ・パウロ二世は私たち一人ひとりに、この1年間とくに、御父から遣わされた御子キリストにならい、あらゆる事柄を御父とのかかわりによって見ていこうと呼びかけておられます。つまり、キリストが派遣され、戻っていかれた「天の父」の視点から、それぞれ自分の生活を振り返ることが求められています。
このような視点からみると、キリスト者の生活全体は、「御父の家への大巡礼」、「父のもとへの旅」だと言えるでしょう。というのは、キリスト者の生活は、「放蕩息子のたとえ」(ルカ15章11節以下参照)に示されている回心の旅そのものだからです。
具体的な取り組み
教皇の呼びかけに具体的にこたえていくために、手引きを作成しました。それぞれの共同体の実状に合わせて、これらの手引きを利用してくださるようにお願いします。
一、「主の祈り」とともに御父の年を過ごす
御子イエス・キリストが教えてくださった「主の祈り」こそ、御父を黙想するのにふさわしいお祈りでしょう。「主の祈り」を味わい、黙想し、分かち合いを深めるための手引きです。
二、正義と平和への関与
教皇ヨハネ・パウロ二世は、貧しい人、社会から見捨てられた人を優先して選ばなければならないと強調され、現代において正義と平和に関与することは、聖年の準備と祝いのための不可欠な条件であるとはっきり述べておられます。私たちに注がれている御父の無条件の愛に気づき、より一層その愛に強められながら生きていくためには、現実の生活の中で、神と隣人への愛をあかししていく必要があります。自分たちが直面しているさまざまな問題を出し合い、分かち合い、それらの問題への対処を探求するための手引きです。
三、最貧国の累積債務削減を
教皇ヨハネ・パウロ二世は、すべてのキリスト信者に、多くの貧しい国の将来にとって深刻な脅威となっている累積債務を削減するために働いてほしいと呼びかけておられます。まず貧しい国に債務が累積されてきた構造的問題について学ぶための手引きです。
四、共同回心式の具体例
真に回心の恵みをいただくために、ゆるしの秘跡の深い意味を再認識し、個人としてだけではなく、共同体としてこの秘跡にあずかることはとても有益なことです。これは、典礼暦を考慮しつつ、小教区や修道院などで行う共同回心式の手引きです。
1998年11月1日
諸聖人の祭日
日本カトリック司教協議会
大聖年準備特別委員会
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