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主の変容 変容の祝日

変容の祝日

主イエスの変容の物語は、マタイ・マルコ・ルカの福音書に記されています。イエスが、ペトロとヤコブ、その兄弟ヨハネを伴って高い山に登り、そこで来るべき受難について、モーセとエリアと語り合いました。そのときイエスが、弟子たちの見ている前でまばゆいばかりの姿に変わったという出来事を記念して、教会は、毎年8月6日を主の変容の祝日としています。

教会がこの日を大きな祝日に指定しているのはなぜでしょうか。それは主の変容が、イエスの受難と復活を暗示しているからです。主の変容のエピソードは、ゲッセマネの園の受難物語と不思議な類似点をもっています。

場所は両方とも高いところ、イエスは、変容の物語ではモーセとエリアと受難について語り合い、ゲッセマネでは天使が慰めます。両方の物語とも、一緒にいる弟子は眠くなって目を開けていられません。これは深い神秘の前に、人間の心はまったく力を失ってしまうことを表わしています。

さて、二つの物語には目だった相違点もあります。イエスは、受難について語り合うとき、変容のエピソードではまばゆいばかりに光輝き、ゲッセマネでは赤い血に染まります。これは、復活に先立つメシアの受難は、血を流すまでの苦痛を伴うものであると同時に、輝くような栄光に満ちたものであることを象徴しているようです。

教会は、ともすると、復活のいのちに至るまでの壮絶な苦しみという面を強調しすぎていたかもしれません。しかし、その苦難は、神の栄光を表わす輝かしい姿でもあります。私たちには、人生の中で大きな苦しみを耐えなければならない場面がが必ずあります。そのとき、私たちは血にまみれた惨めな姿をさらすだけではありません。私たちが苦しむとき、人びとの前では惨めでなさけない姿に見えるかも知れません。しかし苦しみを神様に委ねるとき、自分自身が神の栄光に輝くまばゆい光を帯びていることを忘れてはなりません。主の変容の祝日は、それを私たちに思い起こさせてくれるでしょう。
(広報)
















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